作品

忘れられた野原

忘れられた野原

あらすじ

皇帝の不倫によって生まれた悲運の皇女、タリア・ロエム・グルタ。
彼女は無関心な親と敵対的な異母兄姉、そして自分を蔑む使用人たちに囲まれて歪んだ幼少期を過ごした。
近づく者はすべて警戒し攻撃することで自らを守ってきたタリアだが、彼女を無防備にさせるたった一人の男が現れる。

その人物は東部の貴公子、バルカス・ラエドゴ・シアカン。
彼は皇室の忠臣として、そして大公家の家督として完璧さを強いられ、虐待に近い教育を受ける中でほとんどの感情に蓋をしてしまった。
一族の名誉と義務のためだけに存在するバルカスが前皇后との約束を守るべく選んだ婚約相手は、他でもないタリアの異母姉アイラだった。

絶望の淵に立たされ少しずつ壊れていくタリア。
しかし、終わりの見えていた彼女の思いは予期せぬ転機を迎える――


忘れられた野原

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